大山守大場家保存協会が所蔵し、調査・整理をしている鉾田市の旧家・田山家の史料の中に、15代将軍徳川慶喜(1837~1913)に関する、新史料が、発見されました。(5月5日付茨城新聞に記事が掲載されております。)
調査・整理は、一昨年より茨城地方史研究会副会長の久信田喜一先生をリーダーに、歴史研究の先生方のグループによって続けられておりました。この調査の過程で確認された史料について、久信田先生が茨城地方史研究会の総会で下記の通り、研究発表されますので御案内致します。
茨城地方史研究会・研究発表会 ……茨城地方史研究会・研究発表会のご案内より抜粋……
※期日 平成26年6月8日(日) 14:00~16:00
※会場 常陽藝文センター 2階201教室(〒310-0011 水戸市三の丸1-5-18)
※発表者及び要旨
1. 新発見の徳川慶喜関係史料について —鉾田市・田山家文書から—
(発表者) 久信田喜一先生
(要 旨) 慶応4年(明治元年)7月に15代将軍徳川慶喜は、謹慎中の水戸・弘道館を出て、静岡の
宝台院に入った。この間の行程については、『徳川慶喜公伝』等に不明な点があり、
特に7月20日の鉾田での動向について明確に記した史料はなかった。
現在茨城地方史研究会では東日本大震災で被災した鉾田市・田山家文書の救出・保全 活動を
行っているが、その過程で徳川慶喜が7月20日には田山家を本陣として鉾田な宿泊していた
ことを明白に示す史料を発見した。新発見の徳川慶喜関係史料を紹介しながら、慶応4年7月
の徳川慶喜の動きについて解説します。
問い合わせ先 茨城地方史研究会事務局・℡029-225-4425(県立歴史館内)
◎ 尚、この史料は、当屋敷内資料館に於いて、6月3日(火)より6月12日(木)まで
展示する予定です。(開館日は通常通り、火、水、木、土曜。時間は、10時から16時[入館は15時迄])
貴重な史料をこの機会にぜひご覧ください。